こんにちは。今回のテーマは「自分を見つけるジャーナリングの効果と方法」です。
今回は様々なセルフコーチングの方法の中で、特に「ジャーナリング」と呼ばれる手法や効果についてご説明します。
セルフコーチングとは何か?
あなたは普段このような気持ちになる瞬間はありませんか。
- 仕事や作業中、あちこちに考えていることに目移りしてしまう。
- 何度も同じようなことを悩んだり考えたりしていることがある。
- 仕事ややるべきタスクで頭の中が整理できず、余裕がない感覚になることがある。
- 突然カッとなり感情的になってしまうことがある。
このような状況になることがあるという方におすすめなのが「セルフコーチング」です。
もともと「コーチング」は目標達成のための手段であり、対話を通して行動や気づきを促すプロセスのことを指します。しかし、コーチングを受ける機会は多くて1、2週間に一度程度かと思います。その場では気づきが深まり行動につながったとしても持続をするのが難しいという声も少なくありません。
そんなときにおすすめなのが、「セルフコーチング」です。自分自身と対話をすることで、頭の中を整理することができ行動のきっかけにつなげることができます。今回は「セルフコーチング」の様々な方法の中でも、書く瞑想と呼ばれている「ジャーナリング」という手法をご紹介します。
「ジャーナリング」の効果
「ジャーナリング」は「書く瞑想」と呼ばれ、自分の今の気持ちを内省するのにはおすすめの方法です。その他にもこのような効果があるとされています。
- IQ(知性の指数)を伸ばす
- 「思いやり」の能力を高める
- 目標達成を促す
- 記憶力や理解力の促進
- 規律の強化
- コミュニケーション能力の向上
- 癒やしの効果
- 創造性の喚起
- 自己信頼の醸成
2015.4/15 ハフポスト10 Surprising Benefits You’ll Get From Keeping a Journalより引用
様々な効果があるとされている「ジャーナリング」ですが、中でも「自分の今の気持ちや感情にフォーカスすることができる」というところが一番の効果だと思います。
「ジャーナリング」のおすすめテーマ
ではどういうテーマだと「ジャーナリング」をすれば効果が発揮できるのか。おすすめのテーマはこちらです。
- モヤモヤする気持ちを晴らすにはどうしたら良いのか
- 自分のなかで気になっていることがあるが、どうしたら進んでいくのか
- 自分にとって大切な価値観や考え方とは何か
- 〇〇さんとの人間関係を自分はどうしたいのか
- 自分にとって〇〇の意味とは何か
自分の今の気持ちを明らかにしたい場面や、意味や目的を見出したいときなど、ジャーナリングが生きてくる場面は多くあります。むしろ自分が今気になっているトピックなどを選び、時間を見つけて行うという簡単な感じで始めてみるのがおすすめです。
「ジャーナリング」は手書きがおすすめ
シンプルに一言で書き方を説明すると、「手で、思いついたままに紙に書く」という方法がおすすめです。
「え、手書きなの?なんでパソコンだとダメなの?」という声が聞こえてきそうな気がします。一般的に発想やアイディアといった、右脳にアクセスした作業には手書きが向いていると言われています。
ジャーナリングの場合大切なのは「ただ思いついたことを書き留める」という動作なので手書きのほうがおすすめです。パソコンなどで打つ場合は「頭で整理したい」という気持ちが先に働くことが多くなってしまいます。
心にアクセスすることで効果が得られる「ジャーナリング」ですが、一度手書きで思いつくままに書いてみてください。とにかく「手で書く」ということであれば自分のお好きなものやグッズで一度お試しください。ただパソコンでも自分の思いを整理することはできますので、一旦自分に合う方法を探してみてください。
所要時間や方法はマイルールでOK
次は「ジャーナリング」の基本的な方法やかける時間についてご説明します。
- 瞑想をする(自分の呼吸に意識を向ける):2分
- テーマを決める:2~3分
- テーマに沿って思いつくままに書く:10分
- 気づきや感想を書く:5分
トータルにかける時間としては短くて5分、長くて20〜30分が良いとされています。上記のやり方だとだいたい20分程度が目安です。かけられる長さやテーマによって使い分けると良いかと思います。ご自身が長続きできそうなタイミングや頻度、方法でやってみてください。
まずは始めるというところからです。とにかく頭で考えてやり始める、というよりは「ただ思うことを書く」という手軽さがおすすめです。メモではないのできれいに書こうとしすぎなくて大丈夫です。
本当に大切なのは「思うままに書きつくすこと」です。自分の心から湧いてくる気持ちやイメージをただ手で書いてみてください。
最後に「ジャーナリング」は全てにおいて解決する方法というわけではありません。あくまで手段や方法の一つです。どうしても長期的にメンタルの不調が続く場合や気になる症状がある場合は、専門家に受診することをおすすめします。
いかがでしたか。「自分を見つけるジャーナリングの効果と方法」について今回はご紹介しました。
より豊かな人生を歩むために、少しでもお役に立てれば嬉しいです。