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『ついやってしまう』を止めるには

こんにちは。今回のテーマは、「『ついやってしまう』を止めるには」です。

皆さんは普段の生活でこのようなことはありませんか?

  • ついカッとなって怒鳴ってしまった。
  • つい気づいたら甘いものに手を出している。
  • ついうっかり忘れ物をしてしまった。

この「つい」というのは言い換えると「無意識に」ということですよね。「つい」「うっかり」「気づかずに」は誰でも経験があるのではないでしょうか。

今回は「無意識」についてご紹介しながら「つい」やってしまうことを止める方法についてご説明します。

「つい」=「無意識」である

つい気づかないうちに自然とやってしまうことは誰だってありますよね。それは言い換えると「無意識に」やっていることだとも言えます。

「無意識」とはいったいどういうものなのでしょうか。「無意識」は「意識できていない状態」「自分では気づいていないこと」とも言えます。

「無意識」を定義したフロイトという精神学者は「精神分析入門」という書籍の中で以下のように説明しています。

「無意識」とは「自分では認識できていない抑圧されている意識のこと」である。

他にも以下のようなことも述べています。

動機が不明な行動や思いつき、ささいな言い間違い、夢などもすべて無意識が原因である。

自心の中に抑圧された感情や願いが「つい」という行為につながっていると言えそうです。

先ほどの例において抑圧された感情や願いとは以下のような感じでしょうか。

  • ついカッとなって怒鳴ってしまった。= (心の願い)本当は相手に自分の気持ちを理解してほしかった
  • つい気づいたら甘いものに手が伸びている。=(心の願い)眠いから休みたい、脳をリフレッシュさせたい
  • ついうっかり忘れ物をしてしまった。=(心の願い)本当は行きたくないな

これはあくまで一例ではあります。しかし、実は心の中に抑圧している自分の本当の願いや気持ちに気づくことで、無意識からの脱却ができるかもしれません。

「無意識」にやっていることをやめる方法

「ではどうやったら「つい」やってしまうことをやめられるの?」そんな声が聴こえる気がします。いくつか方法をお伝えできればと思います。

「無意識」で行っている行為自体に意識を向けること

まず「『つい』やってしまっている瞬間に気づく」ということです。具体的な方法としては「あ、やってしまっている自分がいるな」と感じてもらうだけで問題ありません。

まずは「気づく」こと、つまり、「無意識」を「意識化させる」ことが大切です。そうすることで脳が意識をし、その出来事にスポットライトを当てはじめます。

頻度はどのくらいあるのか、どういうときに「つい」やってしまっているのかなど、何か意識をすることで見えてくることがあるかもしれません。

本当はどうしたいのかを、自分の心に聞いてみること

次に実施して欲しいことが「本当はどうしたいの?」という言葉を自分に投げかけることです。そうすることで何か自分の中から言葉が聴こえてくることがあるかもしれません。

「ちょっと疲れてるよ」や「違うことが気になっているよ」など自分の声に耳を傾けて欲しいなと思います。

もちろん「何も聴こえない」という場合もあるかもしれません。それも自分の大切な気持ちです。そっと受け止めてあげてください。大切なことはあくまで今まで「無意識」にやっていたことにスポットライトを当てることです。

どうか自分を責めないで

そしてもう一つお伝えしたいことが、「つい」やってしまう自分を責めないであげてくださいということです。もしかしたら「つい」やってしまうことは、自分の中で「できたらやめたいなと思っていること」かもしれません。

しかし、その行為も自分の中の願いや価値観があってのことです。きっと何か大切な意味があることなのです。だからこそ「つい」やってしまう自分も大切にしてあげてくださいね。

 

いかがでしたか。「『ついやってしまう』を止めるにはどうしたら良いのか」について今回はお話しました。
enoarのコーチングであなたにお会いできることを楽しみにしております。

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