こんにちは。今回のテーマは、「「怒る」ことのメリットとデメリット」です。
今回はアンガーマネジメントという方法を用いて「怒り」の正体やメリットとデメリットをご説明しようと思います。
怒ることって悪いこと?
これまでの経験でこんな気持になったことはありますか?
- ついカッとなって怒鳴ってしまった。もう怒りたくない。
- イライラして八つ当たりしてしまった。どうしよう。
- いろんなことに怒りすぎて疲れた。
こんなときに「もう怒らないようにしよう」と思うこともありますよね。人によっては罪悪感を抱いたり、怒りの感情を押さえつけたりする人もいるかもしれません。
本来「怒り」の感情とは、誰もがもっている自然な感情です。もしかしたら子どものころから「怒る=悪」「怒ることは恥ずかしい」としつけられた、なんてことはありませんか。しつけ自体は必要なことですが、自分の感情を抑え込むことで「怒り」は急に爆発する可能性もあります。
大切なのは「怒り」への適切な対処法です。今回はアンガーマネジメントと呼ばれる「怒り」の正体とメリットはデメリットについてご説明します。
アンガーマネジメントとは?
アンガーマネジメントとは「怒りの感情と上手に付き合い、コントロールする技術」を指します。目的は「怒る必要のあること・ないことの線引きができるようになることです。
「私は短気な性格だから」「突然カッとなるのを抑えることはできるはずがない」そう思う方もいるかもしれません。でも心配はいりません。上手な怒り方のコツやポイントを知って、練習を重ねることで誰でもコントロールすることができるようになります。もうあなたのその「怒り」を抑え込む必要がなくなります。
「怒り」は自分を守るために必要なこと
怒りの感情は「防衛感情」だと言われています。つまり、「何かから自分を守るための感情」ということになります。
私たち人間は日常生活の中で命が危険にさらされることはありません。しかし以下のような場合に、自分を守ろうと自然と「怒り」が生まれています。
- 自分の立場や地位が脅かされそうなとき
- 自分の価値観が否定されたとき
- 自分の考えが否定されたとき
もしこのような場合に「怒り」の感情がなければ、自分にとっての大切なものを守ることはできなくなってしまいます。
動物であれば命の危険にさらされることになるでしょう。こうならないように私たちは自然と「怒り」を感じるようになっています。
「怒る」ことのメリットとデメリット
「怒り」の感情は自然な感情である、とここまでお読みの方はもうお分かりでしょう。ただそうは言っても怒りたくないのにという方も多くいるかと思います。
また怒ることにもメリットはデメリットと同じ分だけ存在します。改めて怒ることのメリットとデメリットを整理しておきます。
「怒る」ことのメリット
① モチベーションやエネルギーになる
アスリートが負けた悔しさや怒りをモチベーションにして、さらに闘志につなげることがよくあります。こういう場合自分を動かすエネルギーになっています。
② 真剣さや必死さが伝わる
子どもが何か危険なことをした際、親は必死になって怒ります。そうすることで「いかにその行為が危ないことなのか」を伝えることができます。
「怒る」ことのデメリット
① 人間関係が悪くなる
怒ることで相手が敵対心をもっていることが伝わります。また相手を責めてしまうような言い方をすると、けんかになったり、仲違いをしたりして人間関係が悪くなる可能性があります。
② 場の雰囲気が悪くなる
家庭や職場、友人関係など誰かひとりでもイライラしていると、その場の雰囲気が悪くなる恐れがあります。
「怒り」の感情はときに私たちにエネルギーやパワーをくれることがあります。反対に「怒り」の方向性を間違うと人間関係に影響したりする恐れもあります。だからこそ「怒り」を感じたときに、上手にコントロールすることが大切です。あなたもアンガーマネジメントしてみませんか。
いかがでしたか。「『怒る』ことのメリットとデメリット」について今回はご紹介しました。
より豊かな人生を歩むために少しでもお役に立てれば嬉しいです。