こんにちは。今回のテーマは、「仕事が嫌で逃げ出したいと感じたときの対処法」です。
今回は「燃え尽き症候群」についてを説明し、その対処法をお伝えしたいと思います。
こんな症状はありませんか?
あなたは普段仕事を通してこんな気持ちや症状を感じることはありませんか。
- こんな仕事もうやめたいと思うことがある。
- こまごまと気配りをすることが面倒に感じることがある。
- 1日の仕事が終わると「やっと終わった」と感じることがある。
- 仕事のために心にゆとりがなくなったと感じることがある。
- 体も気持ちも疲れ果てたと思うことがある
「バーンアウト測定尺度(Maslach Burnout Inventory)」より一部引用
上記の指標にあたる気持ちが比較的頻繁にやってくる方、どれにもあてはまるという方はもしかしたら「燃え尽き症候群」かもしれません。
「燃え尽き症候群」とは?
「燃え尽き症候群」または「バーンアウト」という言葉を耳にしたことはありますか?
厚生労働省 「e-ヘルスネット」バーンアウトシンドロームでは以下のように説明されています。
それまで意欲を持ってひとつのことに没頭していた人が、あたかも燃え尽きたかのように意欲をなくし、社会的に適応できなくなってしまう状態のことをいいます。
<中略>
「バーンアウトシンドローム」は精神心理学者のハーバート・フロイデンバーガーが1974年代に初めて用いた造語で、日本語では「燃え尽き症候群」とも呼ばれます。その後、社会心理学者クリスティーナ・マスラークが「情緒的消耗感・脱人格化・個人的達成感の低下」から重傷度を判定する(MBI: Maslach Burnout Inventory)を考案しました。
元々は医療や福祉・教師などの対人サービス業に従事する人に多いとされてきましたが、現在ではさまざまな職種・業種に見られます。またスポーツの分野でもオーバートレーニング症候群などの慢性疲労状態と密接な関係があると考えられています。
「燃え尽きる」前にやってほしいこと
ではバーンアウトになるのを防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。また「自分はバーンアウトなのかもしれない」と思ったときには、どう対策したら良いのでしょうか。
頼れるところに頼る。そしてとにかく休養をとること。
バーンアウトの症状は、心から発せられる一種のSOSです。今は小さなSOSであっても、いずれ大きなSOSとなって現れることもあります。
リラックスできる方法を探す、休日にリフレッシュをする、美味しいものを食べたり、旅行に行くなどのんびりできることを探す、自分の好きな趣味や熱中できるものに熱中する、これらはとても大事な視点です。
しかし、一番大切なのは「とにかく休養をする」ということです。一番理想なのは、仕事から離れる時間を多くとることです。
特にバーンアウトになりやすい方は、仕事熱心で真面目。責任感が強い方も多いです。そのような方であっても一旦は仕事から離れる時間をつくる必要があります。
もしかしたら仕事の状態や分量などの働き方を調整する必要があるかもしれません。「自分ではちょっと調整するのが難しいな」という場合は、職場の上司の方や周りの方に相談してください。産業医や産業カウンセラーが職場にいるケースも多いかと思います。そういう場合は少し相談されてはいかがでしょうか。
また症状が持続する場合や改善されない場合は、メンタルクリニックや医療機関を受診することをおすすめします。
いかがでしたか。「仕事が嫌で逃げ出したいと感じたときの対処法」について今回はご紹介しました。
より豊かな人生を歩むために、少しでもお役に立てれば嬉しいです。