学校現場とコーチングの相性が良い理由

こんにちは。今回のテーマは、「学校現場とコーチングの相性が良い理由」です。

最近耳にする機会が増えた「コーチング」。

実際はどんな仕事をするのかがよく分からない。
そういう方も多いのではないでしょうか。

「コーチングって学校現場でどうやって活かすの?」
「どういう効果が期待されるの?」

今回は中学校教員歴10年となる私が、「学校現場にどうコーチングを活かすのか」をご説明します。

コーチングとは?

コーチングとは、

  1. 運動・勉強・技術などの指導をすること。英語 coach の動詞のうちコーチする意味の現在分詞。
  2. 促進的アプローチ、指導的アプローチで、クライアントの学習や成長、変化を促し、相手の潜在能力を解放させ、最大限に力を発揮させること目指す能力開発法・育成方法論、クライアントを支援するための相談(コンサルテーション)の一形態。
    ただし、世界的に合意された明確な定義は存在しない。
  3. 馬車を疾駆すること(使用例:コーチング・クラブ(英語版)コーチング・イン(英語版))。転じてドライビングのように単なる乗馬や競馬の意味でも用いられる(例:コーチングクラブアメリカンオークス)。【wikipediaより】

コーチングとは、クライアントの仕事や人生を充実させるために、対話を通じて気付きや行動を促すプロセスのことを指します。

コーチングにはコーチからの、有効な「問い」が重要です。

その人の目標やビジョンを明確にする問いをクライアントに投げかけます。
クライントは自分では気づかないような、深層心理の部分に気づけたり、一気に行動促進につながるようなアイディアが浮かんだりする場合があります。

学校において「生徒の成長を促進すること」に重きが置かれています。
また国が定める学習指導要領にも重視されている、生徒の「主体的で対話的で深い学び」に直結するコミュニケーション方法の一つがコーチングだと言えます。

コーチングはあくまでコミュニケーションの手段の一つです。
すべてを解決する万能薬ではありませんが、学校での教育活動のあらゆる面で役に立ちます。

コーチングとティーチングの違い

主に学校の中では「先生=コーチ」「生徒=クライアント」になることが多いかと思います。

授業を教えるティーチング。
ではどういう違いがあるのでしょうか?

コーチングと一番異なる部分は、コーチとクライアントの関係性にあると思います。

コーチとクライアントはあくまで「対等」な関係づくりが必要です。
コーチングをする上で大切なことは「相手を否定しないこと。」
安心・安全な場所づくりが必要です。

クライアントに指導や助言をするわけではありません。
あくまでクライアントがもともともっている、心の中にある願いや希望を引き出します。

こういう姿勢がコーチには求められます。

どういう場面で役に立つの?

実際にコーチングを活かせる場面は、学校現場の中で幅広いと考えます。

クライアントである生徒の思いや願いを引き出し、生徒の成長につながる場面。
特に1対1で話が必要となる場面。
学校現場において日々の生活のすべてにコーチングが活かせると思います。

またセルフコーチングの仕方を教えて、生徒が自主的にコーチングできるとなお効果が高いと思います。

コーチングを先生が学ぶ3つのメリット

生徒の主体性が育つ

教師であるコーチが一方的に教えるわけではないので、生徒の自主性が育ちます。

一方的な指示を生徒が受け続けるとどうなるでしょうか。
生徒は「先生が教えてくれるまで待とう」と指示を待つ人になる恐れがあります。

コーチングを使うと、コーチは以下のような問いかけを生徒に行うことになります。

  • 「あなたは本当はどうしたいの?」
  • 「今の状態は100点中何点?」
  • 「〇〇と私は感じたけど、あなたはどう思う?」

こういう問いかけは常に生徒を考えさせ、今まで気づいていなかった視点や気づきに出会わせます。

生徒は本当は自分がどうありたいのか、どうしたいのかが明確になることで、より自主的に行動できるようになります。

生徒との良い人間関係を築ける

コーチングにおいては「生徒の話を聴く」ことに重きをおきます。
先生のアドバイスや意見を一方的に伝えることはありません。
むしろ相手の仕草や表情、声のトーンなどから相手の「願い」を引き出すイメージで行います。

生徒がちょっとした悩みを聞いてほしいとき。
少し迷いや不安がありそうなとき。
大きなトラブルではないけど、解決できなさそうなとき。

このような一般的な指導や解決をする必要がない場面にもコーチングは役に立ちます。
そういうきめ細やかな指導を行うことで、大きなトラブルの未然防止につながることもあるでしょう。

生徒との信頼関係を築くメソッドがコーチングにはたくさんあります。

保護者との面談等にも役に立つ

保護者との面談でどう話すか。
これに困っている先生は多いのではないでしょうか。

基本的に人は自分の話がしたいと本能的に思っています。
ですので、自分の話を聴いてくれる人を好みます。

保護者の面談では確かに学校での様子を伝えること。
家での生徒の様子を聴くことも、もちろんとても大切です。
さらに保護者の声に耳を傾け、最後まで話を聴ききること。

こうすることで、「あの先生は話を聴いてくれる人」と保護者は感じるでしょう。
アドバイスを保護者にしたり、何か特別な提案をしたりすることも時には必要です。
しかし、「まずは相手の話をゆっくり聴くこと。」
これが一番保護者との信頼関係を築くことに役立つと思います。

 

いかがでしたか。「学校現場とコーチングの相性が良い理由」について今回はご紹介しました。

より豊かな人生を歩むために、少しでもお役に立てれば嬉しいです。